ケーブルテレビを導入してマンションや集合住宅の空室対策を!導入方法や注意点を解説

 

所有しているマンションや集合住宅の空室状況にお悩みの方はいらっしゃいませんか?ケーブルテレビを導入することで解決するかもしれません。地域に根ざした多様なチャンネルを楽しめるほか、インターネットを利用することもできるので、コロナ禍で急増した在宅ワークにも対応できますよ。

 

そこで今回は、ケーブルテレビを導入したマンションや集合住宅のメリットを詳しくご紹介したいと思います。じっさいに導入するさいの流れや注意点も、ぜひご参考くださいね。空室ゼロの快適なマンション・集合住宅を実現させましょう。

 

ケーブルテレビを導入したマンション・集合住宅の3つのメリット

さっそくケーブルテレビを導入したマンションや集合住宅のメリットをみていきましょう。入居者にとって物件を選ぶさいのポイントにもなっていますよ。

 

入居者の満足度が高まる

 

各ケーブルテレビ会社は、さまざまな動画コンテンツを配信しています。地域に根ざしたローカルな番組から、釣りやスポーツなど自分の趣味にあった動画を選ぶことができるのが魅力です。とくにコロナ禍以前と比べると、テレビや動画の視聴スタイルは大きく変わっているので、さまざまなニーズに対応できます。

 

日本ケーブルテレビ連盟の「ケーブルテレビ業界レポート」によると、令和2年には日本の総世帯数の約半数以上が、ケーブルテレビを経由してテレビを視聴していることが分かっています。

 

じっさいに賃貸物件の詳細欄に「CATV対応」や「CATVつき」と記載されていると、選ばれる可能性も高くなる傾向があります。

 

【参考:一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟「ケーブルテレビ業界レポート」

 

インターネットをセットで利用できる

 

ほとんどのケーブルテレビは、同時にインターネットも契約することができます。新しく入居するさいにまず気になるのがネット環境ではないでしょうか。

 

代表的なネット回線はいくらでもありますが、どれを選べばよいか分からない、あるいはできるだけ早く環境を整えたい人は多いはずです。業者選びの手間なく一度に契約できるメリットがあります。また、セット割でお得に契約できることが多いようです。

 

受信状況が悪い立地でも問題ない

 

ケーブルテレビは地上波や衛星放送と異なり、有線で接続された回線を利用しています。新しく建設されたビルの陰になって受信状況が悪くなることもありませんし、大雨や台風の影響を受けることもありません。ケーブルテレビを導入すれば、マンションや集合住宅内ではいつでも安定してテレビを見たり、インターネットを利用したりできるのです。

 

ケーブルテレビを導入!マンション・集合住宅で利用できるまでの流れ

ケーブルテレビの導入を決めたら、マンションや集合住宅ではどのような手順で進めたらよいのでしょうか。回線開通までの流れをみてみましょう。

 

対応エリアのケーブルテレビ会社を選ぶ

 

まず、建物のあるエリアに対応しているケーブルテレビ会社に申し込みます。たとえば、「大阪 ケーブルテレビ会社」や「関西 ケーブルテレビ」などで検索して調べることができます。また、業者選びのポイントは次の通りです。

 

  • 視聴可能な番組数:入居者に満足してもらえそうな番組が揃っているか
  • インターネット:ケーブルテレビと同時に開通工事ができるか
  • その他のサービス:固定電話やスマホ、電気・ガス・水道などのサービスと提携していると入居者の支払いを一括できる、あるいはお得に利用できる

 

ケーブルインターネットの契約をする

 

契約は工事の内容によって、「ケーブルインターネット集合住宅一括型契約」と「ケーブルインターネット集合住宅設備契約」に分けられます。

 

ケーブルインターネット集合住宅一括型契約とは、マンション・集合住宅のオーナーや管理会社さまと全戸分のケーブルテレビ・インターネットの契約をすることです。各戸にCATV回線を引き込み、各室内に設置した回線終盤装置(V-ONU/D-ONU)を介して入居後すぐに各サービスを利用できるようになります。

 

いっぽう、ケーブルインターネット集合住宅設備契約は、ケーブルテレビとインターネットが利用できる工事をおこなうことで、入居者さまのご希望にあわせて契約し利用することができます。

 

工事の内容や工期を確認する

 

契約をしてから工事が完了するまでの目安は4ヶ月です。電柱から回線を引き込んで使用するためには承諾手続きが必要になるので、余裕をもっておくと安心です。既存のマンション・集合住宅での工事の流れは次の通りです。

 

  • 引込工事:建物の壁面に保安器を設置し、近くの電柱からケーブルを引き込む
  • 構内工事:保管器から構内(各戸の壁面)にケーブルを繋ぐために、既存の機器を対応できるブースターや分配機に交換
  • 宅内工事:各戸内の壁面端子やケーブルの交換、チャンネルの調整など

 

ケーブルテレビを導入するなら?マンション・集合住宅での注意点

次に、ケーブルテレビの導入のさいマンション・集合住宅のオーナーさまや管理会社が気をつけるべきポイントをみていきましょう。

 

入居者への告知方法や費用負担をどうするか

 

既存の建物に導入する場合には、入居者に次の項目を知らせる必要があります。

 

  • ケーブルテレビ工事とチューナーの設置が必要であること
  • 提供できるサービス内容
  • 利用するさいの料金

 

ケーブルインターネットの導入にはランニングコストがかかります。

「インターネット無料」と記載されている物件の多くは、月々の利用料はオーナーさんや管理会社が負担しています。入居者への費用負担が発生するようなら、のちのちクレームにならないように十分な説明が必要です。

 

設備の保守管理をどうするのか

 

また、ケーブルやインターネット関連の設備の保守や管理が必要です。共用部分の保安器やブースター・分配器などの定期的なメンテナンスなど、ケーブル会社のアフターフォローが充実していると安心です。そのさいの出張費や、どこまで無料で補償してもらえるかも確認しておきましょう。

 

地域に密着したサービスが得意な業者を選ぶ

 

入居者にとってもトラブルへの対応が丁寧で、しかも早いケーブルテレビ会社を選ぶことも大切です。24時間365日いつでも相談できるカスタマーサービスがあるか、故障のさいのサポート体制なども調べておきましょう。

 

まとめ

 

ケーブルテレビの導入はマンションや集合住宅の空室対策として有効です。入居者の家族構成や年代にあった多様な視聴スタイルに対応できるほか、今や必須となっているインターネットを入居後すぐに利用することができるからです。

 

ケーブルテレビの導入をマンション・集合住宅でおこなう場合には、集合住宅全戸一括型契約やケーブルインターネット集合住宅設備契約をします。ケーブルテレビ会社が提供しているサービス内容や費用、工期をじっくり精査しましょう。また、トラブルへの対応や定期的なメンテナンスも任せられると安心です。


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