営業代行を個人でおこなうさいの3つのデメリットと失敗しないためのポイントとは?

営業としての経験とスキルがある人は、そろそろ独立して営業代行の仕事をしてみようかなと思うことがありますよね。会社のノルマに追われることもないし、残業がないので自分の時間をもっと有効に使うことができるかもしれません。それに、フリーランスで営業代行をしている人は増えているのも事実です。

 

でも、みんながみんな成功しているとは限りません。今回は、営業代行を個人でおこなうさいの3つのデメリットと、それでも挑戦したいという人に向けて失敗しないためのポイントをご紹介したいと思います。また、やっぱり個人でおこなうのが不安だという人には、営業代行の業務委託という形態で働くこともおすすめです。

 

【参考:【独立・起業】営業代行でフリーランスを選ぶ3つの理由とは?】

営業代行を個人でおこなう3つのデメリットについて解説

営業の経験があって自分のスキルに自信がある人なら、だれでも一度は独立や起業することを考えたことがあるのではないでしょうか?しかし、いざ個人でおこなってみるとうまくいかないことも多いようです。ここでは、営業代行を個人でおこなう3つのデメリットを解説します。

 

デメリット①毎月安定した収入が得られないことがある

…営業代行を個人でおこなうと、これまで会社からもらっていたお給料がなくなります。また、独立・起業するにあたりある程度の資金も必要です。

 

また、資金調達のために金融機関から借り入れが必要な場合、個人だと信用がないと難しいこともあります。それから、受注経路の開拓ができなければ、毎月安定した収入が得ることができません。

 

デメリット②サラリーマン時代よりも就業時間が増えることがある

…個人で起業した人の多くは、「自由に仕事がしたかった」「収入を増やしたかった」のほか、「時間や気持ちのゆとりが欲しかった」「個人の生活を優先したかった」などが理由にあがっています。

 

それにもかかわらず、個人起業家にとってワークバランスをとることが難しいともいわれています。会社のように就業時間が決まっていないので、結果的に仕事をする時間が長くなってしまう傾向にあるようです。

 

デメリット③ひとりですべてのトラブルに対処しなけれないけない

…営業代行を個人でおこなってトラブルが発生した場合、対処できるのは自分だけです。相談相手もいないことも少なくありません。それから、自分自身が病気やケガになってしまったときに業務が滞ってしまうリスクもあります。また、税金や保険関連の手続きも自分でしなければいけません。

 

【参考:日本政策金融公庫「2020年起業と起業意識に関する調査」】

 

営業代行を個人でやりたい!失敗しないためのポイントとは?

営業代行を個人でおこなうには上記にようなデメリットを忘れてはいけません。それでもやはりやってみたい人に向けて、失敗しないためのポイントをご紹介したいと思います。

 

ポイント①自分が得意な営業業務を選ぶ

ひとことで営業といっても、企業がアウトソーシングする業務内容は以下のように分類することができます。自分が得意とする業務内容を明確にして仕事を受注することが大切です。

 

電話営業/テレマーケティング:

新規営業ではまず商談につなげるテレアポをとることが求められます。顧客のニーズをヒアリングし新規の顧客を発掘。

 

対面営業:

顧客と直接会って商談をおこない成立させる。商材やサービスの魅力をどれだけ顧客にアピールできるかが腕の見せ所。

 

見込み顧客やリピート顧客へのアプローチ:

顧客獲得のためにはコンスタントな営業活動が必要です。また、リピート顧客に対してはちょうどよい距離感を保つのもポイント。

 

アフターフォローやサービス:

営業は売ったら終わりではありません。リピート顧客が離れていかないように、きめ細かいアフターフォローやサービスが求められています。

 

営業コンサルティングや教育:

営業のノウハウが分からない、思うように売上が伸びない企業のなかには、営業活動そのものに対するアドバイスを求めていることもあります。また、企業内の営業スタッフへの教育をすることも。

 

 

ポイント②営業する商材やサービスについてしっかりリサーチする

自分が営業する商材やサービスについて、しっかりリサーチすることも重要です。営業代行に向いているものや、反対に向いていないものもあります。

 

営業代行に向いているもの:

商品自体や価格が分かりやすい商材や、サブスクなど月額制のサービス、保険商品、年代や性別に関係なく販路が多いもの

 

営業代行に向いていないもの:

単価が極端に低いものや売り切り商材、専門的な知識が必要なもの、じっさいに見たり試してみないと価値が分かりにくいもの

 

 

ポイント③営業代行の料金体系をどうするか

一般的に、営業代行の料金体系は「固定報酬」「成果報酬」です。固定報酬は、成果にかかわらず、月ごと年ごとなど決まった期間内に発生する報酬です。営業マン1人あたり月額50万~70万円が相場です。

 

いっぽう成果報酬とは、テレアポや顧客の獲得、契約の成功に応じて発生する報酬です。テレアポ1件の獲得で約15000円~20000円、1契約で売上の30%~50%が相場です。また、固定報酬でも成果次第で+αの報酬型「複合型」「ハイブリッド型」の料金体系もあります。

 

営業代行は個人でスタートすることはもちろん可能です。しかし、個人事業主の生存と廃業についての恐ろしいデータがあります。中小企業白書には、「起業するも約1年で37.7%が廃業、3年では62.4%にもなる」とあります。

 

ですから、営業代行を個人ではじめるなら、まずフリーランスとして業務委託契約をするのがおすすめです。業務委託とは、契約内容に基づいて特定の業務をおこない、仕事の成果に対して報酬が発生する契約方法です。事務所など開業にかかる費用も必要ありません。

 

営業代行を専門とする業務委託業者もありますので、自分の営業のスキルを十分活かせるはずです。また自分のスキルアップにつながるシステムもあることが多いです。

 

【参考:中小企業白書「事業の存続・倒産と再生」】

 

まとめ

営業代行の仕事は個人でも始めやすい業種といわれています。しかし、起業してみたものの、思うような収入に及ばなかったり、自由に仕事をするつもりが結果的に就業時間が増えてしまうことも多いようです。また、顧客とのトラブルや、自分が病気やケガになったときのリスクも避けられません。

 

営業の業務内容は多岐に渡ります。自分の得意とする業務に特化して働くことができるのが、フリーランスとして業務委託を請け負うことです。これまで培ってきた営業のスキルを発揮して自分らしく働いてみませんか。

 

 

さいごに

私ども株式会社advanceは、営業代行の業務委託を専門としています。

終身雇用が当たり前ではなくなった現代、これからも企業の分業化はますます進むと予想されているのです。

株式会社advanceでは新人育成カリキュラムも充実しています。営業上大切なセキュリティやコンプライアンスの知識も身につけられますよ。

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